
こども cafe のきっかけ.
こどもたちにレストランを知ってもらおう。
2007年の夏、あの頃は、まだ大人とこどもには、大きな距離がありました。
『こどもcafe』を思い付いたきっかけは、こんな事からでした。
あるママの言葉。 『子供がいるから、お食事に行ける所が少ないの。』
理由を聞くと『お子さまお断り』の飲食店が多いとのこと。
海外では普通にお子さま連れでお食事をしているのに、何故?と考えてみました。
そして、わたしの中で出た答えは、
『そうか、こどもがレストランってどういうところか分からないから、
どう振る舞って良いか分からなくて、お店と共存出来ないんだ。』
どうしたら、共存出来るのだろう・・・・・。 あるアイディアが閃きました。
こどもたちに『お客様をもてなす』経験してもらって、
お料理をつくる人、お料理を運んでくる人が、どんな想いなのか知ってもらおう。
そうすれば、レストランで、自分なりの感謝を
『お行儀』というかたちで表現してくれるのではないかな・・・・、
『感謝、ありがとうの気持ち』とお行儀は、『イコール』だもの。
そして、こどもシェフ達の経験がお友達に伝わり、いつの間にか広がって、
自然に『お子さま大丈夫』のお店が出来てくれないかな。
そうなれば、ママたちも、もっと自由にお出かけ出来て、もっとHAPPYになって、もっと優しくなれるかも。
こんな思い付きから始まった、こどもcafe。
こどもcafeのコンセプトは『レストランを知ろう。そして格好よくレストランデビューをしよう!』です。
こどもシェフを支える大人たちは一緒にお仕事をする仲間として接します。
営業時間を決める時に、『こどもの集中力は2時間が限界!』と聞きました。
だからこそ4時間としました。最後の2時間が本当にシェフたちがレストランを知る時間。
知らない大人たちにオーダーを頂きに行き、
普段は持たせてもらえない綺麗に盛りつけられたお料理を運び、おとな用の調理器具を使い、
シェフたちにとっては緊張の時間でしょう。
しかし、これまで、ひとりもリタイアは居ません。
こどもcafeお決まりのお昼ご飯は、自分で食べたいだけの量を握った白いおむすびのみ。
みんな小さな手に溢れんばかりのおむすびをかぶりついて、すぐにお仕事に戻って来ます。
お昼ご飯はお客様が続くと、当然遅い時間になってしまいます。
それでも、どんどん、やる気や自信が溢れて来るこどもシェフたちの様子は見ていて、いつも爽快です。
ひとりでも多くのこどもたちが格好よくレストランデビューが出来るように、
こどもcafeはこれからもこどもシェフたちをサポートしていきます。
こどもcafe
